【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2014年5月8日木曜日

里山に咲く希少種(キエビネなど)

【撮影日】平成26年5月6日
【撮影場所】奈良県
【天気】晴れ時々曇り
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2
【参照文献】ウィキペディア 他

※希少植物の採取は法律(自然公園法)に違反することがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

春は花の季節…野山には色々な花が咲いています。奈良県の里山には、絶滅危惧種の花が自生している場所が数多くあります。この日は、そんな自生地をいくつか訪れてみました♪

エビネ(海老根)
学名:Calanthe discolor
別名:ジエビネ、ヤブエビネラン科エビネ属の多年草
本州の紀伊半島から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。球茎は広卵状-球状で長さ、径ともに約2cm。古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なる。和名はこの形をエビに見立てたことに由来する。直径2-3mmの根を多数生じる。秋には翌年の新芽を生じ、冬までに少し生長してから越冬する。葉は2-3枚つき、薄く、形は長楕円形から倒卵状披針形で先は尖り、縦に5本の脈がある。基部は細い葉柄になる。冬を越すと横伏するが、数年間は枯れずに残る。花は春咲きで、新芽の展葉とともに高さ30-40cmの花茎を伸長させる。2、3個の苞がある。花序の半ばより上に多数の花をつける。花はほぼ横向きに平開する。がく片は狭卵形、側花弁は倒卵状披針形、共に先はとがる。唇弁は三つに裂け、左右の裂片が広い。中央の裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。唇弁の基部は深くくぼんで後ろに突出し、長さ0.8-1.0cmの距となる。花期は4-5月。環境省のレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されている。


キエビネ(黄海老根、黄蝦根)
学名:Calanthe sieboldii
ラン科エビネ属の多年草
本来、西日本に自生していたもので、東日本には純粋なキエビネはなく、ほとんどの場合エビネとの交雑種で、植栽されたものであるとされています。エビネよりも全体に大型で、葉は幅5~7cmほど、長さ20~25cmほどと細長く葉脈が隆起していて目立ちます。 春に、越冬葉の脇から新芽と花芽を出し、春の終わりごろに高さ30cmほどにもなる花茎をほぼ直立させて円錐塔状に多くの黄色の花をつけます。花は、典型的なランの花の特徴を備えています。花期は4-5月。環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。


ユキモチソウ(雪餅草)
学名:Arisaema sikokianum
サトイモ科テンナンショウ属の多年草
葉の間から肉穂花序を立て、紫褐色の仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)をつける。 仏炎苞の外側には白い縦の筋が入り、内側は黄白色である。 真ん中に白い棍棒のような形で先が丸くふくれた付属体がある。球茎から伸びた茎を偽茎という。 そこから葉の柄を2本出し、楕円形の小葉3枚から5枚を鳥足状につける。 葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)のあるものとないものがある。 葉には白い斑の入る場合もある。 環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。


カザグルマ (風車)
学名:Clematis patens C.Morren et Decne.
キンポウゲ科センニンソウ属 の落葉性つる性多年草
本州、四国、九州北部、東アジアに分布し、おもに林縁に生える。
茎は褐色で木質化する。葉は長さ3-10 cmの小葉3-5枚からなる羽状複葉、5-6月に短い若枝の先に白色または淡紫色の花を単生する[3]。花びらのように見える萼は普通8枚で長さは7-8 cmだが、種類により変異が大きい。痩果は広卵形で、黄褐色の羽毛状となる。
日本では環境省によりレッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けている。奈良県宇陀市の「カザグルマ自生地」が、1948年(昭和23年)1月14日に国の天然記念物の指定を受けた。


カザグルマは、まだほとんどが蕾でほんの数輪が開花していました。エビネ、キエビネ、ユキモチソウは開花が始まったばかりで、瑞々しく美しい姿を見せてくれました(^0_0^)

0 件のコメント:

コメントを投稿