【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2014年4月8日火曜日

金剛山・咲き始めた山野草(2014.4.5)

【撮影日】平成26年4月5日
【撮影場所】金剛山・妙見谷、ちはや園地など
【天気】曇り時々小雪
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

※希少植物の採取は法律(自然公園法)に違反することがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

妙見谷、細尾谷、ちはや園地、山麓の705号線沿いなどを歩いてきました。可愛い花、目立たない花…のんびり花を探しながらの散策でした♪

ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
Chrysosplenium japonicum
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草
北海道~九州までの湿気のある林下などに生える。
走出枝はない。全体に長い毛が散生する。根生葉は腎円形で長い柄があり、ふちには歯牙がある。茎は高さ10~20cm。葉は互生し、1~2枚の茎葉をつける。先端に花弁のない緑色の花をつけ、花の下には倒卵形の葉状の苞葉がある。萼片は緑色、基部は黄色を帯びる。雄しべは8個、4個の場合も多い。花期は3~4月。


シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)
Chrysosplenium album
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草
本州(近畿・中国地方)と四国、九州に分布。
樹林内の沢沿いなどの湿地に生え、走出枝を生じて群生する。植物全体に白色の軟毛が多く、茎葉は1cm程度で対生する。花期は4~5月で、5mm程の小さな花を4~5個つける。花弁に見えるのは萼裂片で4枚あり、花時は白色で、後に淡緑色となる。雄蕊は8個で、葯は裂開直前は暗紅色、後に黒紫色となる。ネコノメソウの仲間には黄色系の花のものが多く、白色の花をつける本種はとても印象的である。花期は4~5月。


ヨゴレネコノメソウ(汚れ猫の眼草)
Chrysosplenium grayanum var. atrandrum
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草
本州(関東地方以西)、四国、九州に分布。
沢沿いのやや暗いところなどに生える。葉は対生し、卵形で表面には斑紋がある。花茎は高さ3~15cmあり、暗紅色を帯びる。茎の先に小花をつける、花の周りの包葉は黄色。イワボタンの変種である。花期は4~5月。


ユリワサビ(百合山葵)
Wasabia tenuis
アブラナ科ワサビ属の多年草
日本固有種。北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の沢や渓流そばの湿った場所に生育する。
地下の根茎はワサビより細く短い。根出葉は下部がふくらんだ長い柄をもち、卵状腎形で基部は心形となる。葉身の長さ、幅は2-5cm、縁は波状の鋸歯になる。茎は細く、数本が伸び、長さ13-15cmになり、横に伏す。茎につく葉は有柄、小型で互生する。花期は3-5月で、茎の先端に短い、まばらな花序をつける。花は白色の十字状の4弁花で、萼片は楕円形。花柄の基部には葉が変化した苞がつき、やや深く切れ込む。長角果は長さ10-15mmになる。花期は3~5月。


オオチャルメルソウ(大哨吶草)
Mitella japonica Maxim.
ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草
本州(近畿地方中部以南)、四国、九州に分布。
雌性両全性異株で、夏緑性の多年草。葉には欠刻状の鋸歯があり、縦に顕著に長い。葉身長は4~10cmくらい。葉には両面に毛が生え、濃緑色で裏はやや赤くなる。 ほふく茎を出さないので個体性がはっきりしている。葉柄基部に一対の托葉があり、それぞれは分かれて二枚になっている。托葉の周縁は長毛が見られる。 春に根元から花茎をのばし、緑色の花を多くつける。花弁は緑または赤色で3-7裂する。花期は4~5月。


セントウソウ(仙洞草)
Chamaele decumbens
セリ科セントウソウ属の多年草
北海道から九州まで分布する。日本固有種である。
高さは10~35cm。葉はほとんど根生し、紫色を帯びた長い柄のある1~3回3出複葉。小葉は卵形で、鈍鋸歯があり、変化が多い。茎、葉は無毛。葉の間から伸びた細い花茎の先に複散形花序をだし、3~5個の小散形花序に5~10個の直径2~3mmの白色の花をつける。花柄のうち1個は短い。総苞、小総苞や萼はない。花弁は5個でやや内側に曲がる。雄しべは5個、柱頭は2裂。果実は長さ3~5mmの楕円形で、2個の分果がくっついたもの。分果の隆起線は低く、花柱が残る。花期は4~5月。


マンサク(満作、万作)
Hamamelis japonica
マンサク科マンサク属の落葉小高木
北海道から九州までの、主として太平洋側の山地に分布する。
葉の展開に先立って花を咲かせる。 花は2から4個が固まってつく。 黄色い花びら(花弁)は4枚で、茶色い4枚の萼片とのコントラストが美しい。 萼片も黄色いものもある。 雄しべは4本、雌しべは1本である。マンサクの語源は明らかでないが、早春に咲くことから、「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれている。花期は2~3月。別名:金縷梅


サンシュユ(山茱萸)
Cornus officinalis Sieb. et Zucc.
ミズキ科の落葉小高木
中国及び朝鮮半島の原産地に分布する。江戸時代享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになった。
高さ3-15 mになる落葉小高木。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10 cmほどの楕円形で両面に毛がある。若葉に先立って花弁が4枚ある鮮黄色の小花を木一面に集めてつける。花弁は4個で反り返り、雄しべは4個。夏には葉がイラガやカナブンの食害を受ける。晩秋に付ける紅色楕円形の実は渋くて生食には向かない。内部にある種子を取り除き乾燥させた果肉(正確には偽果)は生薬に利用され、「サンシュユ」の名で日本薬局方に収録されており、強精薬、止血、解熱作用がある。花期は3~5月。別名:ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ


アオイスミレ(葵菫)
Viola hondoensis
スミレ科スミレ属の多年草
北海道から九州の宮崎県にかけて分布し、国外では中国や朝鮮からも記録はあるが、主たる分布域は日本国内である。西日本の太平洋側には少ないとのこと。
日本の原産のスミレ科植物の一つ。丸っこい葉と淡い紫の花をつける。常緑性で、全体に荒い毛の多いスミレ類。地下茎は太くてごく短く、そこに根出葉をつけ、立ち上がって葉をつける茎はない。ただし蔓状の匍匐茎を盛んに出し、多数が地表を覆うように増える。花は春早くに咲き、それ以降は閉鎖花のみをつける。開花時期はほとんどのスミレ類よりも早い。通常の花は根出葉の間から生じ、長い柄を持つが、立ち上がらず、横に伸びるようにして咲く。花は白地に紫が乗り、ほとんど白くて紫の筋が入るものから全体に紫を帯びるものまである。この時期は葉も小さいものしかないので、ごく背の低い草である。そのため、花茎があまり立ち上がらなくても花はよく目立つ。なお、暖冬の場合には咲かないこともあるという。花期は3~4月。


ハナノキ(花の木)
Acer pycnanthum
カエデ科カエデ属の落葉高木
日本の固有種で、長野県南部・岐阜県南部・愛知県北東部の3県県境のおもに木曽川流域の山間湿地に自生し、長野県大町市の居谷里湿原に隔離分布する。自生地は山間の川岸や湿原などの湿地。
樹高は30mに達する。雌雄異株。冬芽は5-7対の鱗片が瓦重ね状に並び、濃紅色になる。葉が展開する前に赤い花を咲かせる。これが名前の由来となっている。花序は前年枝の葉腋に4-10個束状につく。雄花の花柄は長さ5-6mmになり上向き、花弁は0-5個、萼片は5個、雄蕊は5-6本あり、葯は黒紫色になる。雌花の花柄は長さ1-1.5cmになり垂れ下がり、花弁は4-5個、花柱の長さ4-4.5mm、退化雄蕊が5-6本ある。果期は6月。果柄は6-7cmに伸び、果実は翼果で、分果の長さは2.5cmになり、翼果は直角から鋭角に開く。秋には鮮やかに葉が紅葉または黄葉する。花期は4月。


フサザクラ(房桜)
Euptelea polyandra Sieb. et Zucc.
フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木
本州、四国、九州(日本特産種)
湿った沢すじに多いフサザクラ科の落葉小高木(イラスト)。赤い花が房になって咲き,樹皮が桜に似るところからフサザクラの名がある。大きいものでは高さ8mほどになる。枝には短枝が発達する。葉は互生で卵円形,粗い鋸歯があり,先端は長く突出する。花は両性花で,葉の展開に先立って3~4月に咲く。花被はなく,おしべ,めしべとも多数で,おしべは房状について赤く目立つ。果実には翼があり,風散布する。花期は3~4月。


クロモジ(黒文字)
Lindera umbellata
クスノキ科クロモジ属の落葉低木
本州、四国、九州などの低山や疎林の斜面に分布
茎は高さ5m程度になる。若枝ははじめ毛があるが次第になくなり、緑色のすべすべした肌に、次第に黒い斑紋がでることが多い。古くなると次第にざらついた灰色の樹皮に覆われる。葉は洋紙質で楕円形、深緑でつやはない。葉裏はやや白っぽい。雌雄異株。花は黄緑色で、春に葉が出るのと同じ頃、葉脇から出た散形花序に咲く。果実は液果で10月頃に黒熟する。葉や枝には芳香がある。黒文字の名は若枝の表面にでる斑紋を文字に見立てたものといわれる。古くからこれを削って楊枝を作る。特に根本に皮を残すのが上品とされる。現在でも和菓子など特に選ばれたところではクロモジの楊枝が使われる。花期は4~5月。


キブシ(木五倍子)
Stachyurus praecox
キブシ科キブシ属の雌雄異株の落葉低木
日本固有種で、北海道(西南部)、本州、四国、九州、小笠原に分布し、山地の明るい場所に生える。
樹高は3m、ときに7mに達するものもある。葉が伸びる前に淡黄色の花を総状花序につける。長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに一面に花がつくので、まだ花の少ない時期だけによく目立つ。花には長さ0.5mmの短い花柄があり、花は長さ7-9mmの鐘形になる。萼片は4個で内側の2個は大きく花弁状、花弁は4個で花時にも開出せず直立する。雄花は淡黄色、雌花はやや緑色を帯びる。雌花、雄花とも雄蕊は8個、雌蕊は1個あるが、雌花の雄蕊は小さく退化している。果実は径7-12mmになる広楕円形、卵形または球形で、緑色から熟すと黄褐色になる。和名は、果実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことによる。花期は3~5月。


沢沿いでは、ネコノメソウ類の花が咲き始めました。あまり目につかないかもしれませんが、色々な木々にも花が咲いています。金剛山も花の季節がやってきましたね(^0_0^)

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