【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2014年5月20日火曜日

大峰の岩場に咲く小桜(オオミネコザクラ)

【撮影日】平成26年5月17日
【撮影場所】大峰山系(稲村ヶ岳、大日山)
【天気】晴れ時々曇り
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2
【参照文献】ウィキペディア 他

※希少植物の採取は法律(自然公園法)に違反することがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

大峰の岩場に咲く小桜…大峰に春が来たことを告げる花♪ オオヤマレンゲとは違い可憐で小さな花ですが、見るものを魅了する美しさを持っていました(^_-)-☆ 険しい岩場に咲く花で撮影するには苦労しますが、この日出会えたことに感謝。

コイワザクラ(小岩桜)
学名:Primula reinii var. okamotoi
サクラソウ科サクラソウ属の多年草
生育地が極めて少ないことに加え、園芸目的の採取熱が高く、絶滅のおそれがあることから、特に保護を図る必要があります。広楕円形から広卵形で長さ4~10cmの葉身に長さ3~10cmの柄が付いた葉が、数個集まって放射状に広がって付き、その中央か ら高さ5~15cmの花茎をのばします。5月に紅紫色でラ径3cm程の花が2~5個、集まってつきます。花がサクソウによく似ているのでこの名があります。希少性と花の美しさによる盗掘によって、生育個体数の減少が懸念されています。奈良県の大峰山系では、『オオミネコザクラ(大峰小桜)Primula reinii var. okamotoi』と呼ばれています。


思っていたより可憐で人を引き付ける何かを持った花でした♪ 険しい岩場の上に咲いていますが、自分の存在をアピールしているかのように咲き誇っていました(^0_0^)

2014年5月19日月曜日

高天山草園

【撮影日】平成26年5月
【撮影場所】奈良県御所市高天
【天気】晴れ時々曇り
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2
【参照文献】ウィキペディア 他

※個人の方が丹念に育てられた植物です。傷つけないように鑑賞して下さい。

奈良県御所市高天…高天彦神社近くにある「高天山草園」
金剛山への登山道(郵便道、高天谷)があり、毎年数回園の前を通っていました。
その存在は知っていましたが、最近FBの知り合いが行かれたり、テレビで取り上げられたりすることがあり、短い時間でしたが立ち寄ってきました。

高天彦神社の駐車場前、道路を隔てた反対側に入口があります
少し登ると金剛山の山並みも見ることができます
入口のゲート…注意書きと入園料のボックス(200円)
斜面一面に咲く山野草…この日はエビネランが満開でした♪
エビネランに混じってユキモチソウ(奥の方)
数種類のエビネランが見事に咲いていました
スズランの可愛い花も
ユキモチソウ
ウラシマソウ
ムサシアブミ
色々な種類のツツジも見頃でした♪
木洩れ日が差し込み花も輝いていました
静かな時間が流れています
キレンゲツツジと金剛山
ミヤコワスレ(都忘れ、学名:Gymnaster savatieri)
シラン(紫蘭、学名: Bletilla striata Reichb. fil.)
サクラソウ(桜草、学名:Primula sieboldii)
園内には、多くの絶滅危惧種や希少種の山野草が咲き乱れていました。なかなか自生では見ることができない花を手軽に観察することができます。郵便道などを登って金剛山へ行かれる方は、是非立ち寄ってみて下さい(^0_0^)

2014年5月9日金曜日

山麓に佇む源平の花(クマガイソウ)

【撮影日】平成26年5月6日
【撮影場所】奈良県
【天気】晴れ時々曇り
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2
【参照文献】ウィキペディア

※希少植物の採取は法律(自然公園法)に違反することがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

ゴールデンウィーク後半は、5日を除きお天気にも恵まれましたね。
3日は大台ケ原から大杉谷(光滝)をピストン、4日は金剛山へイカリソウなどを撮影に、そして6日は、とても珍しい花を探しにドライブに出かけました。

クマガイソウ(熊谷草)
学名:Cypripedium japonicum
ラン科アツモリソウ属の多年草
北海道南部から九州にかけて分布し、低山の森林内、特に竹林、杉林などに生育し、大きな集団を作る。草丈は40cmくらいまで、葉は対生するように二枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。花はその間からのびた茎の先につき、横を向く。花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。栽培のための乱獲によって自生を見ることは今やまれである。


クマガイソウ、アツモリソウの名は、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に見立て、がっしりした方を熊谷直実(くまがいなおざね)に、優しげな姿の方を平敦盛(たいらのあつもり)にあてたものである。花色がそれぞれ白、赤っぽいため源氏の白旗、平氏の赤旗に見立てたための命名ともいわれる。白花のアツモリソウを昔はクマガイソウと呼んでいたという説もあるそうです。


当てもなく地元の方に聞き取り…幸運にも一人の方に教えていただきました♪ 咲き始めたばかりの瑞々しい花に感激…地元の方のご厚意に感謝するとともに、いつまでもこの地の自然が守られることを祈ってます(^0_0^)