【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2012年10月30日火曜日

百々川ルート(2012.10.20)【2】

平成24年10月20日(金剛山67回目)
※このルートは、ダイトレ合流前に難所があります!!
 単独での登頂には不向きなルートです。
【登頂ルート】
橋本院駐車場~橋本院~山林~百々川支谷~百々川~ダイトレ(パノラマ台道)
サネ尾分岐~サネ尾~ダイトレ(パノラマ台道)~一ノ鳥居~山頂
【下山ルート】
山頂~一ノ鳥居~白雲岳分岐~白雲岳~百々川南尾根~橋本院駐車場

百々川ルート(2012.10.20)【1】【2】【3】【4】【5】

百々川の本谷は、比較的明るく開けた谷です。数多くの堰堤(十数か所)は大小様々で造られた年代も長きに渡っていると思われます。行程のほとんどは沢の中を遡行するのですが、水の流れは多くなく登山靴でも問題なく登ることができます。

最初の堰堤(下流にはまだあります)の右側を巻いて谷を進みます
沢の流れは、森の中を通っていて所々中洲のようになっていました
倒木なども多く見られますが、比較的歩きやすい沢です
沢の中を遡行しますが、途中シダ類が茂っている所もあります
木々の根元を流れる沢…木漏れ日を浴びて綺麗でした
コンクリート製の小さな堰堤
苔や若木が生えた倒木の向こうに次の堰堤が見えています
倒木に生えていた杉の若木
苔に若木…自然の逞しさを感じられる瞬間です(^^)v
またまたコンクリートの堰堤…大きくないので好きな所を登れます
谷が急に狭まり小滝が姿を現します
百々川で唯一滝が続く区間…大きな滝はなく小滝ばかりです
登山靴でも簡単に直登できます…GORE-TEX®は素晴らしいですね!
小滝の向こうには次の堰堤が見えていました
間知石で造られた小さな堰堤…今でもシッカリしていました
少し進むと突然目の前に現れた巨大な間知石の堰堤
石の組み合わせだけで造られているのに立派に役割を果たしています
堰堤の左側には、ロープが張られていて楽に登ることができます

『間知石(けんちいし、まちいし)』は、現在でも用いられる土木建築様式です。現在は、コンクリート製が多く、目地にはモルタルなどが充填されます。昔は、石工職人の方が多く、目地に充填しない空積みでも強固な構造物が造られたそうです。百々川の間知石の堰堤も空積み…きっと優秀な職人さん達の作品なんでしょうね(^_-)-☆

2012年10月28日日曜日

百々川ルート(2012.10.20)【1】

平成24年10月20日(金剛山67回目)
※このルートは、ダイトレ合流前に難所があります!!
 単独での登頂には不向きなルートです。
【登頂ルート】
橋本院駐車場~橋本院~山林~百々川支谷~百々川~ダイトレ(パノラマ台道)
サネ尾分岐~サネ尾~ダイトレ(パノラマ台道)~一ノ鳥居~山頂
【下山ルート】
山頂~一ノ鳥居~白雲岳分岐~白雲岳~百々川南尾根~橋本院駐車場

百々川ルート(2012.10.20)【1】【2】【3】【4】【5】

百々川は、昔から砂防事業が行われていた谷のようです。
金剛山の他の谷と違い、滝はほとんどない代わりに様々な堰堤がたくさんあります。コンクリート、間知石(けんちいし)など、大きさも大小様々です。谷道としては少し物足らないですが、金剛山の歴史を知る上でも面白い谷でした。

橋本院の駐車場に車を止めさせていただきました
萬葉の歌碑(森本 重光氏 建立)(萬葉集巻七の一三三七)
『葛城の 高間の草野 はや知りて 標刺さましを 今ぞ悔しき』
橋本院の山門…
金剛転法輪寺七坊の一つとして石寺、朝原寺などと共に権威を誇った寺
厄除け十三仏…不動明王 釈迦如来 文殊菩薩 普賢菩薩 地蔵菩薩
弥勒菩薩 薬師如来 観世音菩薩 勢至菩薩 阿弥陀如来 阿シュク如来
大日如来 虚空蔵菩薩
厄除け修行大師尊像
神社仏閣は、絵になる風景が多いですね♪
観音堂…高天寺橋本院の本堂にあたり、ご本尊の十一面観音菩薩像をはじめ
普賢菩薩像、大威徳明王、涅槃図が納められています。
橋本院の「瞑想の庭」
駐車場の裏に通る道を通って植林地の中へ
植林地の中は、薄暗く小さな尾根を登って行きます
八幡宮の石碑…言われのあるものかわかりません?
適度な高低差がある植林地の中を進んで行きます
大蛇が巻き付いているような太い蔦
百々川の支谷に入り下って行きます
間知石の小さな堰堤…水の流れはあまりありません
見事なキクラゲがあちこちに生えていました
百々川の本谷に入ってすぐに現れる大きな堰堤
右手の斜面を登って堰堤を越します
いつの時代のものでしょうか?自然に溶け込んでいました
キクラゲのような赤いキノコ

奈良側から山頂を目指す時、いつもアクセスに困ります。この日は、橋本院の駐車場をお借りしました。橋本院で少し写真を撮りましたが、時間を作って葛城古道も歩いてみたいと思います。奈良側には、いくつもの神社やお寺があり歴史散策にイイですね(^_-)-☆

2012年10月26日金曜日

もみじ谷尾根ルート(2012.10.8)

平成24年10月8日(金剛山66回目)
【登頂ルート】
水越峠公共駐車場~旧309号線~ガンドガコバ林道(ダイトレ)
越口~金剛の水~カヤンボ~カヤンボ谷・サネ尾分岐~サネ尾~山頂
【下山ルート】
山頂~もみじ谷(一般ルート)分岐~もみじ谷第六堰堤
もみじ谷~カヤンボ~ガンドガコバ林道(ダイトレ)~水越峠公共駐車場

もみじ谷は、山頂近くで「もみじの葉」のように谷が分かれています。一般ルート、本流ルート、旧本流ルートなど山頂付近の色々な場所に続いています。今回は、本流ルートの第六堰堤と葛木神社・一ノ鳥居の中間地点を結ぶ尾根道をご紹介します。

山頂から一ノ鳥居に向かう道から左の方へ入ります
途中までは、もみじ谷一般ルートと同じ道を進みます
笹に覆われた場所をよく見ると道が二手に分岐しています
真っすぐ進むと一般ルート、左に進むと第六堰堤へ通じています
ブナやコナラの自然林…季節を通して美しいですね♪
ハッキリした踏み跡はありませんが、尾根に沿って進めばOK!!
青紫色のキノコを発見…ムラサキシメジ??
この辺りには、たくさんの種類のキノコが生えていました
尾根のピーク?…この辺りまではフラット
やや左方向に道は下って行きます
要所要所には赤や黄色のテープが巻かれています
下り傾斜がきつくなり落葉の上は滑るので注意(笑)
針葉樹も混ざっていますが、ほとんど広葉樹の自然林です
この辺りは、平坦で休憩するにはイイ感じの場所です
いつ見てもブナの木肌は綺麗ですね(^^)♪
この辺りから一気に沢へ下って行きます
この種のキノコがたくさん生えていました
カエンタケの種類?…毒性が強いので触らないように!!
この辺りから沢の水音が聞こえてきました
眼下に第六堰堤が見えてきます
沢に降りる場所を探りながら進みます
第六堰堤下の滝…冬季は見事な氷瀑を見ることができます
もみじ谷を下った所にある第五堰堤下の滝

この派生ルートは、一般ルートの尾根道と並行する尾根道です。一般ルートと違いあまり登山者は通っていないようです。この道は、何といってもブナやコナラの広葉樹林の中を通るため、美しい木々の姿や幾種ものキノコが見られました。これからの紅葉の時期…このルートは、彩りの回廊になるかもしれません(^^)v