【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2014年8月11日月曜日

崩落後の高天谷【2】(2014.7.19)

日時:平成26年7月19日
【ルート】
高天彦神社→高天滝→高天谷入渓→二股分岐→左股遡行→左股下降→右股遡行
白雲岳→白雲岳尾根→高天彦神社
天気:曇り
メンバー:単独
装備:登山靴、地下足袋(フェルト底)、30mロープ、ハーネスなど
【使用機種】オリンパスSTYLUS TG-3 Tough
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

崩落後の高天谷【1】【2】

高天谷は、二股分岐の選択で遡行条件が大きく異なります。
本谷は右股だと思いますが、沢登りの醍醐味では左股がお勧めです(^_-)-☆

二股の目印となる谷をまたぐ倒木
右股(ほぼ直進)はナメ床が続きます
左股の奥には大きな滝が見えています

下の写真は、一度登った後、中尾根から撮った連瀑帯の写真です。

落差もある連瀑帯です♪
巻き道は、右岸をかなり高巻きする必要があります(^^;
一番目の滝…水の流れに沿って登ります
注意して登れば直登できます…但し、それなりに高度感はあります
二番目の滝…岩肌が綺麗です
シャワーを浴びながら登ります
三番目の滝…ホールド箇所があり問題なし
四番目の滝…ここもホールド箇所が多く問題なし

四つの滝を直登すると谷は穏やかになり、すぐに植林地へと入って行きます


この日は、時間もあったので一旦登った箇所から右岸を降下しました。
かなりの急斜面で滑りやすい地面に苦労します…シュリンゲを使いながら慎重に(^^;

二股分岐から右股を遡行…ナメ床が長く続きます
右股を詰めず支谷に沿って急登…急斜面で滑りやすくお勧めできません
白雲岳まで詰め上がりました
白雲岳から高天彦神社への尾根道
わずかに踏み跡がありますが、最近は使われていないようです

右股の遡行は四つの滝を直登します…ホールド箇所もあり難しくはありませんが、高度があるので沢登りに慣れてない方は、経験者の方と登って下さい。右股は、砂をかぶったナメ床が長く続き、ダイトレまでの急登が大変かも(笑)

2014年8月10日日曜日

崩落後の高天谷【1】(2014.7.19)

日時:平成26年7月19日
【ルート】
高天彦神社→高天滝→高天谷入渓→二股分岐→左股遡行→左股下降→右股遡行
白雲岳→白雲岳尾根→高天彦神社
天気:曇り
メンバー:単独
装備:登山靴、地下足袋(フェルト底)、30mロープ、ハーネスなど
【使用機種】オリンパスSTYLUS TG-3 Tough
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

崩落後の高天谷【1】【2】

今年の目標である大峰の沢に備えて、金剛山で沢登りの練習…1年ぶりに高天谷へ行ってきました。金剛山の沢の中では、イワゴノ谷と並んで沢登りを味わえる場所です。

高天彦神社…郵便道への道は崩落のため通行止め(迂回路有り)
郵便道側の斜面が大崩落
高天滝周辺…谷は埋まり景色が一変 
高天滝も滝壺が埋まり、高さが半分程度に
一昨年撮影した高天滝…下段の流れは完全に土砂に埋まってます
今回は高天滝をフリーで直登してみました 
堰提と小滝…堰提下まで直登するのですが、
堰提下の斜面が崩落気味なので、今回は左斜面を巻きました
堰提上の谷風景もかなり変わっていました
10m程度の直瀑…私のスキルでは無理(^^;
右斜面の巻き道を登ります 
滝上部に再度下ります
倒木地帯だった場所の右側斜面も崩落

崩落地帯を抜けると以前と変わらぬ高天谷の風景が待っていました♪
小滝の連続する連瀑帯は、沢に慣れられてる方ならすべて直登が可能です。


連瀑帯を登り終えると歴史を感じる古い堰提へ辿り着きます。
古く朽ちかけていますが、歴史を感じる石庭です。
ここは左岸斜面を登り巻きます。


堰提を過ぎると崩落跡へ…最近の崩落です。
左斜面には大きな堰提が見えていましたが、以前は見えなかったような・・??



崩落地を谷に沿って進んで行くと二股分岐に到着します。
右股、左股は趣の違う谷ですが、今回は左股を登った後下降して、再度右股を白雲岳まで登ってみました(^^)/

右股方向…長くナメ床が続き、最後はダイトレへ急登します
左股方向…4連瀑が登攀、下降練習には最適(笑)

毎年登る高天谷ですが、崩落の影響で高天滝付近が大きく変貌していました。高天谷は、沢登りの練習(身体ならし)にちょうど良く、また沢風景も綺麗なので私は大好きです。

2014年8月1日金曜日

魅惑の大峰ブルー(前鬼川本谷)

日時:平成26年7月26日
【ルート】
前鬼車止めゲート付近→黒谷へ下降→前鬼川出合→前鬼川遡行→垢離取場
登山道→前鬼宿坊→前鬼車止めゲート付近
天気:晴れ
メンバー:単独
装備:登山靴、地下足袋(フェルト底)、30mロープ、ハーネスなど
【使用機種】オリンパスSTYLUS TG-3 Tough
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2


初めて大峰の沢へ…色々な選択肢があったのですが、最近少し疲れ気味なのでハードな場所を避け前鬼川へ行ってきました。前鬼川は、垢離取場までは沢登りとしては初級コースですが、「大峰ブルー」「前鬼ブルー」と言われる水の色は、大峰の中でも一番と言ってもいいかも知れません。

YouTube

谷は開けていて明るく見通しが良いです
この透明度…湧水なので真夏でも長く浸かっていると冷たいです
「前鬼ブルー」と呼ばれるコバルト色
上流に行くにつれ水の色が濃くなっていくような気がします
大きな岩の横をへつる場所
陽が差し込み素晴らしい色合いを見せる流れ
ナガレヒキガエル(Bufo torrenticola)
水の中にはたくさんのオタマジャクシがいます 
勢いよく流れ落ちる10m程度の斜瀑

長く続くナメ床…滑りやすいので渡渉には注意を^^


飽きることなく快適に遡行できる沢です♪
コバルトブルー、エメラルドグリーン…日差しの影響もあり水の色が微妙に変化し、淵や滝壺に目を奪われながら時間を忘れて楽しめますね(^_-)-☆


ナメ床を歩いて行くと、この谷一番の絶景「箱状の廊下」が見えてきます♪
左岸の支谷や山肌を幾重にも滑り落ちる湧水…その水が「箱状の廊下」へ流れ込む絶景です。

幻想的な風景…この場所でボケ~っと時間を過ごしました(笑)
釜も見事なエメラルドグリーン
垢離取場手前の美しい釜
垢離取場…見た目より水深があり水遊びには最適な場所
サンショウウオの幼生…まだエラが残っています

初めての大峰の沢だったので、今回は垢離取場から宿坊へ尾根道をただりました。
前鬼川は、この先多くの支谷に分岐し、釈迦ヶ岳や孔雀岳、仏生嶽へ続きます。もう少しスキルが上がれば、支谷の遡行もしてみたいと思います(^0_0^)