【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2013年6月30日日曜日

高天岸野神社(2013.6.29)

日時:平成25年6月29日(土)
【登頂ルート】
五万人の森公園~草谷寺~登山口~龍頭塚(草谷寺跡)
高天岸野神社~龍胴塚~北山(三等三角点)~中葛城山
【下山ルート】
中葛城山~久留野峠~久留野道~白高大明神~草谷寺~五万人の森公園
天気:曇りのち晴れ
メンバー:単独
装備:登山靴

付近にそれらしい神社のないことから「式内社」で、地元では弁天さんと称して、岸野弁財天との注釈も古書もあるそうです。
祭神については江戸時代初期には市杵島姫命とされていますが、創建年代、沿革については不明。また岸の山草谷寺(高野山真言宗)の奥の宮ともされています。標高600mの北山山腹の断崖上に鎮座、神紋は「下り藤」。背後の崖には大きい岩が頭を出し、山はそそり立っています。本殿鎮座の広場は古代の磐座祭祀場のように感じられ、全体がこんもりとした鎮守の森と言えます。本殿は昭和26年に復興の神明造で荘重な雰囲気を出しています。(色々なHPを参照)

草谷寺から登山口までは、舗装道路があります
(注)GPSの軌跡は、別の道を通ってます
この日のルートの断面図
カシバードでの3D画像
谷の沢沿いに佇む高天岸野神社
木造四脚鳥居と參道石段
(注)石段は草と苔で覆われ、とても滑りやすいです
昭和51年に建てられた「一本杉の跡」の石標
※右手に切り株だけが残っています
本殿:一間社春日造
本殿とその後ろに磐座
小さな祠
本殿と拝殿
上から見た參道石段

北山(中葛城山)山腹約600mの谷にある高天岸野神社は、祭事以外には人が訪れることが少ないようです。荒れた感じがしますが、このルートを象徴する場所です。※沢に流れがあるので、ここで水補給しました。

2013年6月27日木曜日

金剛山の山野草(2013年春)【8】

【撮影日】平成25年6月23日
【撮影場所】金剛山/ババ谷、文殊尾根、山頂、馬の背
【天気】曇り時々小雨
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

金剛山の山野草(2013年春)
【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】
金剛山の山野草(2013年夏)
【1】【2】【3】【4】【5】
※希少植物の採取は法律(自然公園法)違反になることがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

久しぶりに金剛山の山野草目当てに登ってきました(笑)
ギンリョウソウ、ササユリ、イナモリソウ、イチヤクソウなどお目当ての山野草に出会えました♪ その他にもたくさんの花が出迎えてくれました。その中から、ツルアリドオシ(蔓蟻通)を少しご紹介します。
北海道~九州の林内のやや湿った所に生える常緑多年草です。
花は茎の先に2個ずつ並んで咲きますが、果実はその2個が合着したもので、頂に2花のあとが残り、球形で赤く熟します。

ツルアリドオシ(蔓蟻通、学名:Mitchella undulata)
ツルアリドオシ(蔓蟻通、学名:Mitchella undulata)
ツルアリドオシ(蔓蟻通、学名:Mitchella undulata)
ツルアリドオシ(蔓蟻通、学名:Mitchella undulata)
ツルアリドオシ(蔓蟻通、学名:Mitchella undulata)
ツルアリドオシの実…何かに似ていませんか(笑)
オカタツナミソウ(丘立浪草、学名:Scutellaria brachyspica)
コナスビ(小茄子、学名:Lysimachia japonica f. subsessilis)
コナスビ(小茄子、学名:Lysimachia japonica f. subsessilis)
ミゾホウヅキ(溝酸漿、学名:Mimulus sessilifolius)
ユキノシタ(雪の下、学名:Saxifraga stolonifera)
ユキノシタ(雪の下、学名:Saxifraga stolonifera)
ヤマアジサイ(山紫陽花、学名: Hydrangea serrata)
ホタルブクロ(蛍袋、学名:Campanula punctata Lam.)
ササユリ(笹百合、学名:Lilium japonicum)
ギンリョウソウ(銀竜草、学名:Monotropastrum humile )
イチヤクソウ(一薬草、学名:Pyrola japnica)

本来は、秋に実るツルアリドウシの赤い実を見ることができました。丸い赤い実に、耳のような二つの突起…何かのキャラクターのようなシルエットで、とても可愛かったです(^0_0^)

2013年6月26日水曜日

2013年金剛山のギンリョウソウ

【撮影日】平成25年6月23日
【撮影場所】金剛山
【天気】曇りのち小雨
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

※希少植物の採取は法律(自然公園法)違反になることがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

ギンリョウソウ(銀竜草)
学名:Monotropastrum humile
シャクジョウソウ科の多年草
花期:4~8月
分布:千島列島、樺太、朝鮮半島、中国、台湾、日本全土
森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生するベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的にはベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。古くは周囲の腐葉土から栄養を得ていると思われていて、そのように書いてある著作も多いが、腐葉土から有機物を得る能力はない。
地下に短い地下茎と太く絡まりあった根から成る塊があり、花が咲く以外にはその姿は地上では見られない。4~8月ごろに地下から花茎を伸ばし、最大約15cmほどまで伸びる。色素はなく全体が透けた白色だが、花が咲くと柱頭は紺色である。茎には鱗片状の葉を多数つける。
花茎は多数が集まって出る。枝分かれせず、先端に一輪の花をつける。花は横からややうつむきに咲き、全体は円筒形。先端がやや広がる。やはり白だが、若干赤みを帯びることもある。花の先端からは雄蘂と雌蘂の先端が見える。雌蘂の先端は円形でやや平たく、青みを帯びるのが際立って見える。マルハナバチなどが訪花して受粉に与る。花期が終わると地上の植物体は黒く変色し、液果をつける。
似た種にギンリョウソウモドキがあるが、むしろ同じ科のシャクジョウソウに近縁で、花期がずれ、果実は蒴果である。(参照:ウィキペディア

ちなみに、これがギンリョウソウモドキで9月頃見られます
咲き始めのギンリョウソウは、瑞々しくて透明感もあり大好きです…今年は、花期を逃してしまい、花は少し痛んでいました(-_-;) それでも今年も、白い踊り子たちは元気な姿を見せてくれました♪

2013年6月24日月曜日

2013年金剛山のササユリ

【撮影日】平成25年6月23日
【撮影場所】金剛山
【天気】曇りのち小雨
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

※希少植物の採取は法律(自然公園法)違反になることがあります。
 また、撮影時には傷つけないように注意して下さい。

ササユリ(笹百合)
学名:Lilium japonicum
ユリ科ユリ属の球根植物
花期:6~7月
分布:本州中部地方以西~四国・九州
山地の草原や明るい森林に生育します。地下には、いわゆるユリ根があり、大きく育ったものは花茎をのばし、美しい花を咲かせる。花は1つであることが多く、複数咲くこともあります。花の長さは10~15cmで、淡紅色。雄しべは6本で葯は鮮やかな赤褐色をしています。強い香りがあり、葉は厚く、ササの葉によく似ています。


ササユリは、大きな株に成長するまでは、林床まで十分に陽の光があたる環境が必要です。金剛山では、日当たりのよい登山道で見ることができるので、探してみて下さいね(^-^)