【掲載情報に関する注意事項】

【掲載情報に関する注意事項】
このブログでご紹介する登山ルート情報の中には、
●一般の方が利用するには危険がともなう道や専門的な技術がなければ通行できない道もあります
●また、利用に制限がある可能性がある道などが含まれている場合があります
●希少な動植物に関する情報を含む場合があります

ご利用の際には、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
①伐採作業などにより立入禁止時期がある場合があります
②すべての動植物は、山主さんの所有物です
③希少動植物の保護へのご協力をお願いします(傷つけたり、持ち帰ったりすることは、法律に抵触する場合があります)
④ご自身のゴミは、必ずご自宅まで持ち帰って下さい(山頂には、ゴミ捨て場はありません)
ルールを守れない方は、入山しないでください!!

2014年7月11日金曜日

金剛山・石ブテ東谷(2014.7.6)

日時:平成26年7月6日
【ルート】
石筆橋→林道→丸滝谷入渓→石ブテ東谷出合→大滝・蟻地獄→丸滝谷出合
丸滝谷入渓→上の丸滝(yossiさんと遭遇)→林道出合→林道→石筆橋
天気:曇りのち雨
メンバー:単独
装備:登山靴、地下足袋(フェルト底)、30mロープ、ハーネスなど
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

梅雨が明けると沢登りの季節♪ 沢登りの練習に久しぶりに金剛山の石ブテ東谷へ。石ブテ東谷は、金剛山の中では、直登できる小滝が連続する綺麗な谷です。昨年の台風の影響で、谷は流水で洗い流され、お助けロープの多くもなくなっていました…以前の苔生した沢風景がなくなり少し残念ですが(^^;

石ブテ東谷入渓ポイントには、6~7m程度の直瀑があります。
前回は3分の2程度までフリーで登りましたが、滝頭に手がかりを見つけることができず、最後の一歩を断念しました(^^;


今回は、巻き道で滝頭に登り、適当な立木を支点に30mロープを設置…ATCで確保して滝上から懸垂下降してみました。本格的に懸垂下降するのは初めてだったので、最初の一歩が怖かったですが、すぐに慣れて結局3度上り下り(^-^)♪


最初の滝で懸垂下降と登攀の練習を繰り返した後、石ブテ東谷を遡行。

入渓から小滝の連続する美しい谷です
水の流れの中を快適に進みます
このような綺麗な沢風景を楽しめます♪
滑滝風の箇所もあります
以前よりも谷全体が明るくなったような?
金剛山は度の沢も水量が少ないのが少し残念(^^;
こんな滝も折角なので水の流れに沿って
わざわざ登り辛そうなルートを選んで登ってみました
私の大好きな連瀑帯…谷幅が狭まりプチゴルジュ風♪
水の流れが少なくなり谷の先に大滝が見えてきます

谷終盤にある大滝…以前は、右岸上部に立木がありお助けロープが滝下まで垂らされていました。昨年の台風で立木が根こそぎ倒れ落ち、ロープも一緒に流されたようです。
傾斜はきつくありませんが、地表面に細かな砂が多く滑りやすい上、ホールド箇所も少ないので見た目より登り辛い滝です(^^;



大滝を超えると少しの間は沢の流れがありますが、小滝を二つほど超えていくと水の流れがなくなり、「アリ地獄」と呼ばれるザレ場の急斜面が続きます。

大滝周辺の崩落個所
滑滝が続く箇所
小さな滝ですが、ここも登り辛いです
右岸の斜面を登ると中尾の背へ
尾根道まで続く長い蟻地獄
ヤマアジサイの群生
石ブテ東谷の源頭部
石ブテ東谷、丸滝谷、中尾の背が合流する地点

今回は、沢登り用に購入した地下足袋(フェルト底)とアプローチシューズの試用も兼ねて、石ブテ東谷を登り、丸滝谷を下ってきました。台風の影響で少し谷の様相が変わっていましたが、金剛山の中では楽しめる沢だと思います(^0_0^)

2014年7月8日火曜日

湿原と奇岩の金勝アルプス【2】

日時:平成26年6月29日
【ルート】
上桐生駐車場→天狗岩線出合→キャンプ場→南谷林道出合→耳岩→白石峰→竜王山
竜王山→白石峰→耳岩→天狗岩→北峰縦走線出会→落ヶ滝線出合→上桐生駐車場
天気:曇り時々晴れ
メンバー:単独
装備:登山靴
【使用機種】PENTAX K-30
【使用レンズ】smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
【RAW現像】Adobe Potoshop Lightroom 4.2

湿原と奇岩の金勝アルプス【1】
湿原と奇岩の金勝アルプス【2】

天狗岩線前半の沢沿いコースから離れると南谷林道出合辺りから花崗岩が浸食されたザレた尾根道を進みます。花崗岩質の特徴として、浸食に弱く長年の風雨で、削られた岩は奇岩造形となり、削られた細かな岩は砂状になり、地表を覆います。

琵琶湖方面の眺望も良く、美しい風景を楽しめます
登るにつれ左方向に天狗岩が見えてきます
稜線は浸食された奇岩が点在しています
浸食された花崗岩はザラメ状になり、非常に滑りやすくなります
天狗岩に登山者が登っているのが見られます
岩と岩の間をすり抜けるように…
この日は前日の雨で地表が湿っていたのでフリクションはOK
意図的に置かれたような岩
岩の硬度差でこんな造形も…
遠くに新名神高速道路が見えています
耳岩…各コースの分岐点にもなっています
耳岩からの眺望
耳岩に登ってみました…この日はあまりお天気が良くなかったので眺望も今一つでしたが、登るにはさほど問題はないので、是非登ってみて下さい。


耳岩から白石峰へも途中までは、岩場の稜線歩きが続きます。

南谷林道出合から続く稜線は、本当に岩の造形が素晴らしいです
十九道への分岐
白石峰…竜王山と狛坂線へ分岐
茶沸観音
竜王山の祠…山頂の少し下にあります
竜王山から見た眺望…JRAの栗東トレーニングセンターが見えます
竜王山の三角点

南谷林道出合から白石峰に続く稜線は、金勝アルプスの象徴のひとつである奇岩を多く見ることができます。標高こそ低い山地ですが、湿地帯と奇岩の山容というふたつの見せ場を持つルートです(^-^)